2013年10月7日
真のシンプルさは、複雑さに秩序をもたらす作業である |
深く揺るぎない美しさは、シンプルさ、明確さ、効率の良さの中に存在する
真のシンプルさは、単に不要なものや装飾を省くだけでは生まれない
それは、複雑さに秩序をもたらす作業である
I think , there is a profound and enduring beauty in simplicity, in clarity, in efficiency.
True simplicity is derived from so much more than just the absence of clutter and ornamentation.
---- it’s about bringing order to complexity.
~ Jony Ive~
上記のアップルのデザイナーの言葉と出会って、まったくその通りだと、建築においても考えることは同じだと思った。
設計する上で、施主の希望
生活のし易い間取り そして、プライバシーへの配慮と周辺に大きく開かれた開放感の両立
日射しや通風、断熱などの環境への配慮、
立体空間として連続性、天井高や吹抜けや階段を使った上下階の接続のさせ方への工夫
そして、それらをまとめあげる構造計画とコスト。
それらが上手くまとまることで、「美しくて気持ちのいい住宅」が生まれると思う。
秩序というのは、建築の場合、平面、断面、構造、材料、ディテールを一つのルールの中に統合し秩序立てていくことである。
全ての建築は所詮、「床・壁・屋根」の組み合わせだけでできている。それをどう秩序つけていくのかが問題だ。
設計する中で、先にあげた様々な要素が、それぞれの回答を貼り合わせていったものではなく
見た目一発で理解できる明快さを持ちながら、全ての検討事項を同時に叶えるものをシンプルな形で答えることを良しとしている。
経験を積んでいく中で、そういう風に考えるようになった。
アップルのデザインポリシーに同意である。 |
11:27, Monday, Oct 07, 2013 ¦ 固定リンク
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