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藤本寿徳
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ちいおり再訪
標高750m、徳島県奥祖谷の「ちいおり」に宿泊し、何もせず休日を過ごす。

アレックスの美意識のもと、この古民家は美しくインテリアがまとめられている。モノや灯りが慎重に配されて奇麗な上に、同じように奇麗な生活が営まれている。

モノや建築といった物質的な側面と、そこでの生活がミックスして真のインテリアの美しさが生まれる。

古民家といえども、モノが溢れた現代生活が無造作に介入してきては美しくはならない。

片付ける、しまう、余計なものは持たない。生活の厳しさ、苦労があるからこそ培われる美しさ。

柱、梁、屋根、床、壁という建築のエレメントのみで成立している住空間。

何も無く質素な室内に充ちている空間の豊かさ。

自分の建築との共通点を確認し、ゆっくりと身を置き、昔の農家の生活について考えていました。

社会全体、あるいは個々人が、時代が進み便利に豊かになっていく中で、その享受が闇雲にでなく、美意識というフィルターを一度通過させることが重要だと思います。

「ちいおり」に触れることを、懐古趣味でなく、これからの未来を美しくする手だてとして考えていきたいと思っています。

一緒に行った20代の若者たちが、朝、布団を上げた後、誰から言われるでもなく板間の雑巾がけをはじめた。その後は一日中、裸足で過ごす気持ちよさと清潔感が続く。忘れることがないだろう。

(過去の投稿)
ちいおり http://www.jutok.jp/cgi/blog/blog.cgi/permalink/20080605134404

















11:58, Tuesday, Jul 21, 2009 ¦ 固定リンク

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