2013年 1月13日
年末は、友人の実家のある山口県周防大島に行ってきました。
この島出身の宮本常一の名著「忘れられた日本人」にはこの島の伝承が語られていて、帰ってきてからこの本を読み、行く前に読んでおけばと後悔から始まった今年。
また周防大島に行きたいものだと、さらに宮本常一の膨大な著書を通じて、中四国への理解を深めていきたいと思う最近です。
写真は周防大島
東京スカイツリーからの展望
地方は都市の発展の後追いではなく、各々の地域事情、生活スタイル、価値観に応じて、形を違えた発展の姿があるでしょう。
その中で さまざまな豊かさを発信していくことに、地方の存在価値と可能性が秘められているように思います。
結果としての建築や都市とは、人間の在り方、価値観そのものが形をかえて顕在化するものだと思います。
島からの帰途、周防大島で見入った幻想的な霧の風景。
わずかばかりの時間のことでしたが、瀬戸内海から吹き上げる海風が山にあたって雲となり雨を降らせ木々を育む。この狭間に身を置いて、「風土」という言葉の美しさを感じました。
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09:02, Sunday, Jan 13, 2013 ¦ 固定リンク
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