2012年10月5日
建築の性格として、富を象徴する。という一面がある。
意図するかしないか別として、住宅もこの性格を持ちあわせてしまう。
施主の持つ(万人が持つ)この傾向をうまく抑えることが建築家には必要だ。
わしが、わしがと(広島弁)皆が胸を張ってばかりいて、街が美しくなるはずはない。
精神論が重要だと思う。
福山に100mのビルができたと喜ぶ、高さを競うことが奇妙に聞こえる理由はここにある。
立派なビルを建ててくれと言われる。
大きさゴージャスさではなく、
凛とした、しかし控えめな建ち姿が建築の美であり、人間の美である。 |
09:09, Friday, Oct 05, 2012 ¦ 固定リンク
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