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藤本寿徳

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2010年12月18日

断捨離
今年最後の放送だったクローズアップ現代
「断捨離(だんしゃり)」を見ました。

必要最低限、本当に必要なモノ以外を持たないことで豊かになる。
僕にとっては共感できる内容です。
そういうことを、複数の面から説明していました。

心-心の混乱を整理し、前向きな自分にすること
空間-こざっぱりした心地のいい空間に身をおくこと
自己-過度な自身への期待と現実とのギャップを取り除くこと

単にモノの整理だけには終わらない多元的な効用があるという考え方の紹介でした。

長く住み続けていた家には、たくさんの品と思い出がつまっています。
新築にあたって、それらをどうするのか?
仕事を通じて、その判断に立ち会う機会が多いです。

新築を機会に、一切を捨ててしまう。結局そういう風にしかなりえない現実があります。
常に後ろ髪を引かれる思いがありますが、
クライアントのその後の生活を見させていただいて、それで良かったんだと納得できます。
また人はすぐに、次のステージに移行できる能力があることも判りました。

また、逆に断捨離を今まで実行するような生き方をしてきたクライアントとも出会います。
不要なモノは持たない。設計段階でお宅にお邪魔しても、新築後の暮らしぶりをみても
とても綺麗でこざっぱりした生活をされています。
そういうクライアントとの出会いで自分も考え方が変わって影響を受ける機会も多いのです。
(断捨離という話以外でも、全てのクライントから影響を受けて、自分が変わってきているというのは事実です。
設計は、人間的に魅力的なクライアントとの出会いの連続のとてもいい仕事です。)

設計の話で出てくる事の一つに家具があります。断捨離とは話も多少ずれますが、
はっきり言って今まで使っていた家具は、新しい家にはデザイン的にはマッチしません。
家具もシンプルで必要最小限のデザインで、質のいいものに新調すべきだと思います。
自分ももったいないオバケが常に背後霊のようにいる性分なので、クライアントにこのことを
はっきりと言えなかったのですが、これからは、家具に関しても、基本処分することを提案していきたいと思っています。

またまた話はかわって、断捨離ときくと、守破離(しゅはり)を思い出します。
設計の道においてですが、自分は今、守と破の間ぐらいにいる段階だと思っています。
「離」の段階にたどりつけるのか、また「離」の時に何をつくっているのか検討つきませんが
設計は人生を通じての修行だと思っています。
「離」への道を、自分に向き合って精進していきたいと思います。

09:59, Saturday, Dec 18, 2010 ¦ 固定リンク


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