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藤本寿徳

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2009年 9月30日

鞆の浦架橋計画


(いきさつを知らない方は鞆の浦埋立て架橋計画問題福山市作成のフォトモンタージュ
日本建築学会からも2年前に県と市に要望書が出されています。

いよいよ明日に裁判の判決が出るということで最近この問題を新聞、テレビが多く取り上げています。僕がこの問題を知ったのが福山に来た時だから、それから11年が経ちました。今読むと稚拙な文章で冷や汗が出ますが、その頃、建築雑誌に鞆の問題をコラム(GA Japan50号)に書いたこともあります。

裁判は裁判として全国的な問題として、この種の問題に対応できる、市民、行政が一体となった意思決定や話合いの方法を形成してほしいと思います。いろんな意見に分かれる市民を、オーケストラの指揮者のように、一つにまとめる役回りを行政が担うべきだと思いますが、架橋の是非だけの話だけではなく、様々なアイデアを出して街を盛り上げていく楽しい街作りの話ができないものでしょうか。

「都会には都会にしかない豊かさがあり、地方には地方の数だけの豊かさがある。」
そのことを全国に言えるように、そして住んでいる場所のおかげで自らのアイデンティティーが形成できるようになるために、市民全体が地方の豊かさをつくりあげていく文化度が必要だと思っています。

「地方には地方の数だけの豊かさがある。」
僕は依頼者と豊かさについて夢を語り、敷地が持つ魅力を引き出した生活空間をつくることで、このことを設計活動で表現したいと考えています。

19:48, Wednesday, Sep 30, 2009 ¦ 固定リンク


芦野石
那須には、地場産の石で芦野石という安山岩がとれます。
白河石と同じもので、福島県側で取れるものを白河石、栃木県側で取れるものを芦野石と呼びます。

同じ栃木県内には大谷石(凝灰岩)の産地もあり、このあたりでは柔らかく加工のしやすいこれらの石を使った石蔵(せきぞう)が数多く見られます。

那須の家では、多少でも地場産の石を使いたいと思い、玄関土間に使うことを検討しています。
先日、現場打ち合わせの折りに芦野石の石切場もある白井石材さん(http://www.shirai-ishi.com/)を見学させていただきました。






山を見て、加工場をみると、その石の特徴が肉体的につかめてきます。先日訪れた北木石(花崗岩)とは石の切り出し方、寸法、加工の仕方などの細かい部分での違いがよく判ります、

近くにはこの芦野石を使った隈研吾さん設計のStonePlazaがありますが、白井石材さんが運営する建物です。
地元産の石について、学び宣伝する施設を、公共施設ではなく一企業が自らでつくってしまう文化度の高さは、各地で見習いたい部分でもあり、またそれが成功しているのがすごいと思いました。

建築家に依頼したことと、建物の設計レベルがその期待に応えて高いこと、この二つが集客性、宣伝効果、継続性での成功の鍵だと思います。

福山にも数多くの地場産業があります。ぜひこのような学習館を設計する機会を与えてください。頑張ります。




13:53, Wednesday, Sep 30, 2009 ¦ 固定リンク


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