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藤本寿徳

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2008年 7月24日

(備忘録)K-netデータ-福山
*広島県南東部(1999/7/16/2:59)
 M4.4 震源深さ20km、福山計測震度2.8、福山最大加速度39.1gal、震央距離17km

HRS01599071602591999071602590019990716025900019990716












*鳥取県西部地震(2000/10/06/13:30)
 M7.3 震源深さ11km、福山計測震度4.2、福山最大加速度147.3gal、震央距離88km

HRS01500100613302000100613300020001006133000020001006













*芸予地震(2001/3/24/15:28)
 M6.4 震源深さ51km、福山計測震度4.4、福山最大加速度132.2gal、震央距離72km

HRS015010324152820010324152800200103241528000200103241











*大分県西部地震(2006/6/12/5:01)
 M6.2 震源深さ146km、福山計測震度3.3、福山最大加速度45.4gal、震央距離235km


HRS015060612050120060612050100200606120501000200606121

17:41, Thursday, Jul 24, 2008 ¦ 固定リンク


昨晩の地震周期と建物被害
*昨晩の岩手県沿岸北部での地震(M6.8、震度6強、震源の深さ120km)では建物被害が出なくて良かったです。地震の周期が極めて短かったようです。 古い木造家屋を倒壊に至らしめる1〜2秒の周期の地震波が無いこともK-netのデータから読み取れます。

筑波大地震防災・構造動力学研究室と東大地震研究所のHPでこの地震の解説が掲載されています。

一部転載させていただきます。

wave







(以下、筑波大境有紀氏のHPより、http://www.kz.tsukuba.ac.jp/~sakai/085.htm)

 今回の地震で発生した地震動は,2008年岩手・宮城内陸地震と同様に0.5秒以下の極短周期が卓越していて,震度や地動最大加速度は大きくなるが,建物の大きな被害を引き起こす1-2秒応答は小さい.提案する算定法による震度を見ると5弱程度である.つまり,最大震度6強で建物の大きな被害が生じなかったからと言って,建物の耐震性が高いのではなく,たまたま被害が生じない性質の揺れだったに過ぎない。


(以下 東大地震研HPより http://www.eri.u-tokyo.ac.jp/furumura/08Iwate_engan/)

この地震により、震源に近い地震観測点では最大1000cm/s/sを越える強い揺れを記録しました。地震波形は0.1〜0.2秒程度の短周期地震動を多く含んでおり、強い揺れが10〜20秒以上も長く続いていることがわかります。震源に近い岩手、宮城、青森でこの揺れを感じた人は、カタカタとした小刻みな揺れがとても長く続いた印象をお持ちのことと思います。

いっぽう、木造家屋の被害に強く影響する周期1〜2秒程度のやや長周期の地震動はほとんど含まれていないこともわかります。速度応答スペクトルを求めると、たとえば「玉山」観測点の揺れは、周期0.2秒の固有周期を持つ小型構造物(石灯籠や工場の配管など)を大きく揺する力を持っていたことがわかります。

いっぽう、兵庫県南部地震の神戸大の地震動には周期1〜1.5秒程度の成分が強く含まれており、木造家屋の被害に大きな影響を与えた原因と考えられています。
15:57, Thursday, Jul 24, 2008 ¦ 固定リンク


備忘録(地震)
1943年
 ・09月 鳥取地震(M 7.2、震6、0km、全7485、半6185)
1944年
 ・12月 東南海地震(M 7.9、震6、40km)
1946年
 ・12月 昭和南海地震(M 8.0、震5、24km、全11591、半23487、流1451、焼2598)
1948年
 ・06月 福井地震(M 7.1、震7、0km、全36184、半11816)
1964年
 ・06月 新潟地震(M 7.5、震6、34km、全1960、半6640)
1968年
 ・05月 1968十勝沖地震(M 7.9、震5、0km、全673、半3004)
1978年
 ・06月 宮城県沖地震(M 7.4、震5、34km、全半7400)
1983年
 ・05月 日本海中部地震(M 7.7、震5、14km、全934、半2115)

1993年
 ・01月 釧路沖地震(M7.5、震6、101km、全53、半254)
 ・07月 北海道南西沖地震(M 7.8、震6、101km、全601、半408、奥尻津波)
1994年
 ・10月 1994北海道東方沖地震(M 8.2、震6、28km、全61、半348)
 ・12月 1994三陸はるか沖地震(M 7.6、震6、0km、全72、半429)
1995年
 ・01月 兵庫県南部地震(M 7.3、震7、16km、818gal、全104906、半144274)


2000年
 ・10月 鳥取県西部地震(M 7.3、 6強、9km、全435、半3101)
2001年
 ・03月 2001芸予地震(M 6.7、6弱、46km、全64、半125)
2003年
 ・07月 2003宮城県北部地震(M 6.4、6強、12km、全489、半1231)
 ・09月 2003十勝沖地震(M 8.0、 6弱、45km、全116、半368、苫小牧スロッシング火災)
2004年
 ・10月 新潟県中越地震(M 6.8、震 7、13km、993gal、全半16000)
2005年
 ・03月 福岡県西方沖地震(M 7.0、6弱、9km、全133、半244)
2006年
 ・06月 大分県西部地震(M 6.2、5弱、146km)
2007年
 ・03月 能登半島地震(M 6.9、6強、11km、全684、半1732)
 ・07月 新潟県中越沖地震( M 6.8、 6強、17km、1018gal、全1319、半5621)
2008年
 ・06月 岩手・宮城内陸地震(M 7.2、6強、17km、4022gal、全23、半65、山体崩壊)
 ・07月 岩手県沿岸北部地震(M 6.8、6弱、108km、719gal、全0、半0)


Earthquake_info_by_Ja_Cabinet_office01period_acc1












福山K-netデータ
http://www.k-net.bosai.go.jp/cgi-bin/k-net/getdata.cgi?0+HRS015

K-net
http://www.k-net.bosai.go.jp/k-net/

キラーパルス
http://www.kz.tsukuba.ac.jp/~sakai/070720.htm

筑波大境有紀
http://www.kz.tsukuba.ac.jp/~sakai/jsd.htm

東大地震研
http://www.eri.u-tokyo.ac.jp/Jhome.html

higai1995higai1996new










日本付近で発生した主な被害地震(平成8年〜平成20年5月)
http://www.seisvol.kishou.go.jp/eq/higai/higai1996-new.html
過去の地震・津波被害
http://www.seisvol.kishou.go.jp/eq/higai/higai-1995.html

東海・南海・東南海連動型地震
http://ja.wikipedia.org/wiki/東海・南海・東南海連動型地震
12:42, Thursday, Jul 24, 2008 ¦ 固定リンク


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