2008年 7月12日
「横尾の家」
「宮の町の家」
「横尾の家」と「宮の町の家」は昔の農家のように、外に開きっぱなしで外部と一体となった居間をつくろうとしました。「横尾の家」は敷地の横が国道のため「宮の町の家」は周囲がとても込み入った住宅地のため、そのままだと建物を周辺環境に大きく開いた作りとできません。
この二つの住宅には建物の中心に雨の降込む「中庭」が設けられています。その中庭に面して「外気の居間」があります。
この「外気の居間」には屋根があって雨が降込みません。「外気の居間」は中庭との間にガラスなどの仕切りが無く完全な外部空間なのですが、仕上げが室内と同じもので作られています。「外気の居間」には家具がおかれ生活空間として有効に利用されています。
「居間」はこの「外気の居間」の横にあるため、居間の窓を開けると「居間+外気の居間+中庭」が一体となった広い半屋外の広がりのある生活空間になります。居間は建物外周のガラス壁でプライバシーが守られているため、カーテンを必要としません。
周囲が込み入った敷地でも、外部と一体となった住まいとなっています。 |
15:44, Saturday, Jul 12, 2008 ¦ 固定リンク
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