2008年11月18日
「となりのトトロ」を見た。日本の農村風景とその中で展開する子供の世界が美しい。
映画の初公開が1988年ということだから、20年見る機会をつくらなかった自分の無関心さを恨んだ。
この映画の風景と近い場所や生活がまだたくさん日本には残っていて、僕の住んでいる福山市からだと、車で1時間も移動すると簡単にたどり着くことができる。
都市圏に住む人からは、失われた昔の美しい日本の姿として映っているんだろうななどと考えながら映画を見ていた。
実は身近に映画のような農村はたくさんあるのに、あたかも現代の生活とは縁遠いものとして、映画の中だけで賛美しているのはもったいないと思っている。
民俗や民家を調査してきた今和次郎、吉阪隆正の全集を時間をかけて読む事がライフワークでもあるのだが、心の定点を日本の農村風景に置きながら現代建築に取り組みたい(矛盾だらけなのだが)と思っている。
その取組みの中から現代の豊かな住環境体が生まれることに興味がある。
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18:57, Tuesday, Nov 18, 2008 ¦ 固定リンク
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