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(いきさつを知らない方は鞆の浦埋立て架橋計画問題や福山市作成のフォトモンタージュ) 日本建築学会からも2年前に県と市に要望書が出されています。
いよいよ明日に裁判の判決が出るということで最近この問題を新聞、テレビが多く取り上げています。僕がこの問題を知ったのが福山に来た時だから、それから11年が経ちました。今読むと稚拙な文章で冷や汗が出ますが、その頃、建築雑誌に鞆の問題をコラム(GA Japan50号)に書いたこともあります。
裁判は裁判として全国的な問題として、この種の問題に対応できる、市民、行政が一体となった意思決定や話合いの方法を形成してほしいと思います。いろんな意見に分かれる市民を、オーケストラの指揮者のように、一つにまとめる役回りを行政が担うべきだと思いますが、架橋の是非だけの話だけではなく、様々なアイデアを出して街を盛り上げていく楽しい街作りの話ができないものでしょうか。
「都会には都会にしかない豊かさがあり、地方には地方の数だけの豊かさがある。」 そのことを全国に言えるように、そして住んでいる場所のおかげで自らのアイデンティティーが形成できるようになるために、市民全体が地方の豊かさをつくりあげていく文化度が必要だと思っています。
「地方には地方の数だけの豊かさがある。」 僕は依頼者と豊かさについて夢を語り、敷地が持つ魅力を引き出した生活空間をつくることで、このことを設計活動で表現したいと考えています。
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19:48, Wednesday, Sep 30, 2009 ¦ 固定リンク
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