プロフィール
藤本寿徳

2024年4月
S M T W T F S
  1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15
16
17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30        

最近の記事
アスタリスクのミニムービー

大山6合目避難小屋の美しさ

かっちりつくる

展覧会中止のお知らせ

以前の記事
2024年 3月
2021年 8月
2020年 8月
2020年 3月
2020年 2月
2020年 1月
2019年12月
2019年 9月
2019年 8月
2018年 2月
2016年 8月
2016年 6月
2016年 5月
2016年 4月
2016年 3月
2016年 2月
2016年 1月
2015年12月
2015年10月
2015年 6月
2015年 4月
2015年 3月
2015年 2月
2014年12月
2014年10月
2014年 9月
2014年 8月
2014年 7月
2014年 6月
2014年 5月
2013年12月
2013年11月
2013年10月
2013年 9月
2013年 7月
2013年 5月
2013年 3月
2013年 1月
2012年12月
2012年11月
2012年10月
2012年 9月
2012年 8月
2012年 7月
2012年 6月
2012年 5月
2012年 4月
2012年 3月
2012年 1月
2011年11月
2011年 8月
2011年 7月
2011年 6月
2011年 5月
2011年 4月
2011年 3月
2011年 2月
2011年 1月
2010年12月
2010年11月
2010年10月
2010年 9月
2010年 8月
2010年 7月
2010年 6月
2010年 5月
2010年 4月
2010年 3月
2010年 2月
2010年 1月
2009年12月
2009年11月
2009年10月
2009年 9月
2009年 8月
2009年 7月
2009年 6月
2009年 5月
2009年 4月
2009年 3月
2009年 2月
2009年 1月
2008年12月
2008年11月
2008年10月
2008年 9月
2008年 8月
2008年 7月
2008年 6月
2008年 4月
2008年 3月
2008年 2月
2008年 1月
2007年12月

 



思考のプロセス
8/15ということもあり石破茂の「国防」を読んだ。5年前の石破さん47歳の時の本である。
石破さんの文章は、事実を説明し、その上で現実的にこうしたらいいのではないかと説明し、理想を語る事無く理想を語るところに、さすが政治家の文章は違うなと感心した。
例えば核武装論についても、非人道的であるという点に触れず、日本が核を持てば、NPT脱退によるデメリットとエネルギー政策のデメリットから持つべきでないとある。さらにMDが核抑止力に変わる抑止力となり、核廃絶に一歩でも二歩でも近づくとある。

人に説明する方法として現実的なことを積み上げて説明する、当たり前といえば当たり前なのかもしれないが、ここまで徹底されたら、逆に石破さんが何を理想と考えているのか一言聞きたくなるのだが終止ドライである。それでいて、核廃絶に近づくと書いてある。安全保障は理想抜きで語るべきなんだと考えさせられる。石破さんはディベートが強いらしいが、こういうことかと納得した。
この本に影響を受けて、自分自身の思考のプロセスを見直して、夢と現実のバランスの取り方を考え直してみたいと思った。大きな違いとなってくるように思える。

本の内容についての感想は、とても判りやすく、現実的に平和を獲得する方法と条件が書かれていて安心した。(ただし民主主義が真に機能するという前提の上での話なので、日本の国民性、メディアの能力を考えると日本の民主主義を単純に信用できないと思っているので、そこに不安材料は残っているのだが、)
福山の選挙区に立つ政治家も(国政、市政の別なく)、この本のように自分のやりたいライフワークや考えを本で著わしてくれたらありがたいのに。ご用聞きの政治家ばかりだと困る。
06:46, Monday, Aug 17, 2009 ¦ 固定リンク

△ページのトップへ