プロフィール
藤本寿徳

2020年10月
S M T W T F S
        1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25
26 27 28 29 30 31

最近の記事
向洋の家の脱型

沖縄のセメント瓦職人 比嘉良義 ..

人為的な地下空間に惹かれる

ポリッシュコンクリートがやばい

以前の記事
2020年 8月
2020年 3月
2020年 2月
2020年 1月
2019年12月
2019年 9月
2019年 8月
2018年 2月
2016年 8月
2016年 6月
2016年 5月
2016年 4月
2016年 3月
2016年 2月
2016年 1月
2015年12月
2015年10月
2015年 6月
2015年 4月
2015年 3月
2015年 2月
2014年12月
2014年10月
2014年 9月
2014年 8月
2014年 7月
2014年 6月
2014年 5月
2013年12月
2013年11月
2013年10月
2013年 9月
2013年 7月
2013年 5月
2013年 3月
2013年 1月
2012年12月
2012年11月
2012年10月
2012年 9月
2012年 8月
2012年 7月
2012年 6月
2012年 5月
2012年 4月
2012年 3月
2012年 1月
2011年11月
2011年 8月
2011年 7月
2011年 6月
2011年 5月
2011年 4月
2011年 3月
2011年 2月
2011年 1月
2010年12月
2010年11月
2010年10月
2010年 9月
2010年 8月
2010年 7月
2010年 6月
2010年 5月
2010年 4月
2010年 3月
2010年 2月
2010年 1月
2009年12月
2009年11月
2009年10月
2009年 9月
2009年 8月
2009年 7月
2009年 6月
2009年 5月
2009年 4月
2009年 3月
2009年 2月
2009年 1月
2008年12月
2008年11月
2008年10月
2008年 9月
2008年 8月
2008年 7月
2008年 6月
2008年 4月
2008年 3月
2008年 2月
2008年 1月
2007年12月

 



都庁舍のメンテナンス費用と維持管理費用
*ニュース記事引用
-----------------------------------------------------------------------------------------------
■1300億円掛け大規模改修へ=新宿本庁舎の内装・設備−東京都(2008年8月27日 時事通信)

 東京都(石原慎太郎知事)が、新宿区の超高層ビル街にある本庁舎ビルを今後10年程度を掛けて大規模に改修する計画であることが26日、明らかになった。内装や設備のリニューアルが中心で、改修費は総額1300億円規模に上る見込み。都は「設備の老朽化」などを理由に挙げているが、1991年の庁舎完成前後には、その巨大さや豪華さを批判された経緯があり、再び巨費を投じる大規模改修に都民から反発の声も上がりそうだ。 
-----------------------------------------------------------------------------------------------
これ以外にも2年前の報道
-----------------------------------------------------------------------------------------------
■ 老朽化の都庁舎、外壁など18〜23年度で改修 都財務局 (2006年9月28日 建通新聞)

 完成から15年目を迎え、一部で施設劣化が見られる都庁舎。施設の長期保全に向けて都財務局は、18年度から6カ年をかけて都庁舎の外壁・屋上防水などの改修工事を進める考えだ。6カ年の総工事費はおよそ10億円。18年3月末までに施工方法などの詳細を固めていく。
 都庁舎は、総工費1569億円を投じて3年度に完成。施設は主に、第一本庁舎、第二本庁舎、議会議事堂で構成。総延べ床面積は38万1692平方メートルとなっている。
 18年度で完成から15年が経過しようとしており、外壁や屋上防水の劣化が進み、これによる一部雨漏りなどの発生が見られる個所もある。
 改修では、屋上防水や外壁の目地シールに劣化が著しいことを踏まえ、第一・第二本庁舎、議会議事堂全体の外壁・屋上防水の修繕を行う。一方で、屋外に設置されている空冷チリングユニット(18台)機器の更新も行う計画だ。
 現時点では、外壁のシーリング作業にはゴンドラを使用する考えだが、17年度末までにまとめる実施設計の中で、工程などを踏まえた最適な施工方法を検討していくとしている。
 都の試算によると、今回の外壁・屋上防水改修に要する約10億円に加え、ビルオートメーションシステム(庁舎内の電力・空調設備などの一元監視システム)の導入に約80億円、そのほかにも約30億円と、緊急的に必要な改修額だけでもおよそ120億円の支出が必要とされている。
 さらに、15年度に実施した現況調査を基にまとめた長期保全計画では、16年度から30年間で改修費などに1000億円を超える支出を見込んでいるという。
-----------------------------------------------------------------------------------------------

*二つのニュースは時間差があり、内容が重複している点があるだろうし、また実際に行う内容が決定したという報道ではないので慎重にならないといけないが、一つ目のニュースにある10年で1300億円という数字に驚いた。
というのも、都庁舍は超高層ビルのデザインや都市のランドマークという観点ではいい建物である、メンテナンスにお金を充分にかけ、大事に使っていくことは大事だが、この金額はもう一つ都庁舍ができる値段だ。

都庁舍は、高層の本庁舎2棟と低層の議会棟の3つの建物から成る。総工事費は1570億円かかり、当時では国内で高い建設コストがかけられた建物の一番の記録だった。自分の中では、都庁舍の1500億円という数字を大きい建築を考える時の規模とコストの目安にしてきた。

設備の更新が大掛かりとのことだが、そもそも超高層(48階,243m)というヒューマンスケールを超えた規模と、窓はフィックスガラスで室内環境は設備に依存し人工的に作られた快適さに守られている現代のビルの善し悪しについて考えさせられるニュースである。このことは都庁舍だけの話ではなく、一般の事務所やホテル、マンションなどの高層建築にも共通の話である。都市の中心部エリアにおいても親自然的な室内環境を目指すことが必要だと思う。

*公共工事でコストが大きいことが批判されるが、単純に金額の大小のみで語るのは間違っている。長く愛されるような良い建築を作りたいならお金は使える範囲の中で、かけれるだけかけた方がいい。お金をかけないで(=けちっておいて)はいいものにならない。しかし維持管理費(ランニングコスト)は少ないほうがいいだろう。建設以前の段階で、社会全体でどのような建築が必要なのかを考えることが重要だ。

*額が大きくて判りづらいので、比較のために46万人人口の福山市の1年度の予算を調べてみたら、
福山市広報

(一般会計は1,565億円、特別・企業会計は1,515億円、総額で3,080億円)とある。
ちょうど(都庁の建設費)=(一般会計)=(特別・企業会計)なので記憶しやすい。これで市の予算規模も都庁と絡めて記憶ができイメージもつかめるようになった。

*都庁舎の年間の維持管理費は約40億円かかるらしい。東京都の予算も調べてみると納得できたのだが、予算規模は一般会計6兆円、特別会計4兆円と大きいからまかなえるのだろう。

*福山市の新しい中央図書館「まなびの館ローズコム」の建設費は48.5億円。大事に使っていきたいものだ。
22:27, Wednesday, Aug 27, 2008 ¦ 固定リンク

△ページのトップへ